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2024/03/28

「砂の時計台」 概説・破



【もうこの世界は、保たないかもしれない―】

【それでも僕らは皆、続けるよ
いつまでも、 いつまでも



彼の躰が朽ち果てるまで、ね】




目覚めると、少女はすべての記憶を失っていた。ただ、わかるのは、自分が『この場所』に覚えがあるということ。

少女の目の前に現れた少年は虚ろな目をしていた。彼は彼女の眉間を指差し、言い放つ。

『ダフネ』

と。

少女の持つものはただ、与えられた名と不思議な青い杖のみ。

そこは筒のような迷宮だった。行くあてもない、生きる理由もない。

少女はただ、少年に会うために、迷宮を抜ける旅に出る。

それはただの繰り返しの事象だと、まだ知らぬままに―


それでもただ、彼を見つけ出すために。彼を迎えに行くために、何度でも何度でも、

世界を、壊すために。







こちらは、自作小説「砂の時計台」の原稿置き場です。

ブログ名は「機械仕掛けの少年」と意味のラテン語を使いました。
ラテン語には明るくないので文法的に間違っている場合が大いにあります。

機械・・・と言うと語弊があるのですが、この「機械仕掛けの少年」という言葉は、この物語のモチーフともなる概念なので、あえて使わせていただきました。

登場人物、及びあらすじについてはおいおい、こちらの概説の記事で追記していく予定です。

改めまして、紺色仔扉と申します。 現在、「青硝子ノ山羊ノ子」というブログ名で、小説「Ourselves」を連載しております。
こちらがある程度の目処がつくまで、ほかの物語を書くペースは非常に遅くなると思うのですが、続けていくつもりですのでどうぞよろしくお願いいたします。
詳しくは、管理人の本館「寄木仔鹿」でご確認ください。リンクのバナーから入れるようにしております。

このお話は当初の設定メモと今の構想を比べるとほぼ別物になっていまして、登場人物も紆余曲折を経て減ったり増えたり外見も変わったりしています。
唯一変わっていないのは主人公のダフネ位のものです(笑)

オリヴァロの外見がなかなか定まらず、そのせいでなかなかすすめられなかったのですが、ようやく自分の中でしっくりきたので、やっと書けるようになりました。

エウロラなど、最初は敵のはずだったのにそういう概念がなくなりました(笑)

この物語の主要人物でも特に核となるのが、主人公ダフネ、そしてオリヴァロとヒケです。

ヒケなんぞ最初全く存在しない子だったのですが、不意に生まれてきました。
でも彼が現れてくれてようやくこのお話が、私の書きたかった物語にかたちづくれるようになりました。ヒケには感謝しています。

追記に登場人物の軽い説明を載せておきます。またおいおい追記していくつもりです。


この物語は、二つの詩をモチーフにしています。 以前書いた「砂の時計台」という詩と「白い麒麟」という詩です。

前者は、この物語のネタを思いついてから、「砂の時計台」というタイトルを思いつき、その言葉から連想して書いてみたものでした。

後者はこのお話とは全く関係なしに、思いついて書いた詩です。 自分のつくった詩で一番気に入っているもので、今回この詩をモチーフにすることで物語がしっくりとくることに気づきましたので、この二つの詩をもとに書いていこうと思います。

ただ、この二つの詩と、この物語は全く別の作品なので、全く同じものになるわけではありませんこと、ご了承ください。

二つの詩へのリンクは下記のとおりです。
砂の時計台
白い麒麟


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2011/07/21 はじめに。 Trackback() Comment(0)

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